夏の洗濯物の臭いが気になる!?洗濯機(洗濯槽)の掃除と臭い対策についてプロが解説

こんにちは!
ハウスクリーニング歴20年、掃除が趣味の私ですが、夏になるとこんなお悩みをよく耳にします。
「夏はなぜか洗濯物がなんだか臭うんです……」
「部屋干しすると、生乾きのニオイが消えないんですよね……」
「洗濯したのに、なんだかスッキリしなくて……」
「暑さで汗をかく分、洗濯回数が増えるのでとても気になる……」
そうなんです。実は夏は洗濯物の「臭いトラブル」がとっても増える季節。
洗濯物が臭う原因はさまざまありますが、その中でも見落とされがちなのが――「洗濯機(洗濯槽)の中の汚れやカビ」です!
実際に私も家の洗濯機のクリーニングをおこなったところ、想像以上に黒カビやドロドロした洗剤カスが洗濯槽の裏にびっしりついていたことがありました。
見えない場所だからこそ、長年蓄積されていることが多く、ニオイの原因となってしまっているんですね。
特に夏は、高温多湿の環境で雑菌が一気に繁殖しやすくなります。
つまり、「夏は洗濯物が臭いやすい条件が揃っている」ということなんです。
そこで今回のブログでは、
- なぜ夏は洗濯物が臭いやすいのか?
- その原因は本当に洗濯機(洗濯槽)なのか?
- 自分でできる掃除方法は?
- 日常でできるニオイ対策は?
- プロに頼んだ方がいいのはどんな時?
といった疑問やお悩みに答えるべく、夏こそやっておきたい「洗濯機(洗濯槽)の掃除とニオイ対策」について、プロ目線で詳しく解説していきます!
これを読めば、今年の夏は洗濯物が「スッキリ」「いい香り」「乾いて気持ちいい!」になりますよ😊
夏の洗濯物、なんで臭うの?原因は意外と“洗濯機”かも
夏は、気温も湿度もグンと上がる季節。洗濯の回数が増えるだけでなく、汗をかいた服やタオル、部活で使ったユニフォームなど、ニオイの原因となる汚れも一段と多くなります。
そんな中、ちゃんと洗ったはずの洗濯物が臭ってしまう…。
実はその原因、洗濯物だけが原因ではなく「洗濯機(洗濯槽)の中」にもあるかもしれません。
実際に洗濯機をクリーニングしてみると、「洗濯機は見た目はキレイだけど、分解してみるとカビや汚れがびっしり!」ということが本当によくあります。
特に、ドラム式・縦型問わず、洗濯槽の裏側は非常に汚れやすく、しかも見えにくいため、汚れが蓄積しやすいんです。
まずは、「なぜ洗濯物が臭くなってしまうのか?」その主な原因から確認していきましょう。
洗濯物が臭う主な原因とは?
■ 洗濯槽に溜まったカビや雑菌
洗濯槽の裏側には、湿気・洗剤カス・衣類の皮脂汚れなどが溜まりやすく、そこにカビや雑菌が繁殖してしまいます。
見えない場所にあるため、「洗濯機はキレイ」と思っていても、実は黒カビやぬめりがびっしり…なんてことも。
このカビや雑菌が洗濯のたびに衣類に付着し、ニオイの原因になっているのです。
■ 汗・皮脂汚れの蓄積
夏場はとにかく汗をかきますよね。シャツや肌着、パジャマ、タオルなどにたっぷり汗が染み込んでいます。
この汗や皮脂は、洗濯だけでは落ちきらずに少しずつ蓄積してしまうことも。
また、皮脂汚れは酸化すると嫌なニオイを発するので、「ちゃんと洗ったのに臭う」という事態が起きやすくなるのです。
■ 洗剤の溶け残り
洗剤を入れすぎたり、水温が低いままだと、洗剤がしっかり溶けきらずに衣類に残ってしまいます。
その結果、洗剤カスが洗濯槽の内部に蓄積し、菌やカビのエサに…。
これもまた、洗濯物のニオイの元になってしまいます。
■ 部屋干し環境の湿度・風通しの悪さ
部屋干しが臭うのは、「乾くまでの時間が長く、菌が繁殖しやすい環境」だからです。
特に湿気がこもる浴室や北側の部屋での部屋干しは要注意。
洗濯物に付着した菌が、乾ききる前にどんどん増殖してしまうことで、生乾き臭が発生してしまうんです。
夏にニオイが悪化するのはなぜ?
■ 高温多湿で菌が爆発的に増える
夏は気温が高く、湿気もたっぷり。つまり、雑菌にとっては天国のような環境。
菌は25~35℃、湿度70%以上で一気に増殖すると言われており、まさに夏の洗濯機・洗濯物はその条件を満たしています。
「夏は特に洗濯物が臭う……」という場合、季節的な条件が大きく関係している可能性があります。
■ 汗・皮脂汚れが濃くなる
夏は汗をかく量が増え、皮脂や汚れも濃くなります。
1日着たシャツの襟元や脇部分には、想像以上の皮脂汚れが……。
こういった汚れがしっかり落ちきらないまま洗濯機に残ると、次回の洗濯物にも影響してしまいます。
■ 洗濯回数が増えて洗濯槽の汚れも進行
夏場は洗濯回数が増えるぶん、洗濯機にも負担がかかりやすく、汚れの進行も早まります。
特にお子さまがいらっしゃるご家庭や、運動部の洗濯物が多いご家庭では、洗濯機がフル稼働していることも多いですよね。
使用頻度が高いと、カビや汚れの蓄積スピードも比例して速くなるため、夏は洗濯機の掃除が必須とも言えるんです。
具体的にどんな汚れ?
洗濯槽の裏には以下のような汚れが溜まりがちです。
- 黒カビ:高湿度な環境でどんどん繁殖。黒い点々として広がり、胞子も飛びます。
- 洗剤カス・柔軟剤カス:使いすぎや溶け残りが蓄積。ベタついてカビや雑菌のエサに。
- 皮脂汚れ・繊維くず:衣類から落ちた汚れが毎回付着し、分解されずに残っていきます。
- ホコリ・ヌメリ:汚れが湿気と合わさることで、ぬるっとした不快なヌメリに変化。
これらの汚れは時間とともにこびりつき、カビや雑菌の温床に……。
そして、洗濯中に水流によって「黒いカス」となって衣類に混じってくるのです。
実際、「洗濯物に黒いものがつく」「洗濯機からカビ臭がする」というご相談はとても多く、洗濯機の内部が汚れているサインの一つといえるでしょう。
今すぐできる!洗濯機(洗濯槽)の掃除方法

「洗濯機の中が汚れているかも……」と気づいたら、できるだけ早く対処したいですよね。
でも「分解するのは無理そうだし、専門の人に頼むのもハードルが高い……」という方も多いはず。
そんな方のために、ご家庭でもできる“今すぐ実践可能な洗濯機(洗濯槽)の掃除方法”をご紹介します。
市販のクリーナーを使う方法はもちろん、ナチュラル志向の方には重曹やクエン酸を使った掃除法もおすすめです。
それぞれの特徴と手順、注意点をしっかり押さえておきましょう!
市販の洗濯槽クリーナーを使った掃除方法
もっとも手軽で効果的なのが、市販の洗濯槽クリーナーを使ったお掃除です。
薬局やスーパー、ホームセンター、ネットなどで手軽に手に入ります。
市販のクリーナーには主に2種類あります。
■ 酸素系クリーナー
過炭酸ナトリウムが主成分。泡の力で汚れを浮かせて落とします。
除菌・消臭効果もあり、比較的においもマイルドなので人気です。
■ 塩素系クリーナー
次亜塩素酸ナトリウムが主成分。強力な漂白力と殺菌力があり、黒カビやぬめりを根こそぎ落とします。
ただし、においや手肌への刺激が強いため、換気と手袋着用が必須。
■ 基本の使い方(縦型洗濯機の場合)
- 洗濯機に高水位まで水をためる(お湯40℃くらいが効果的)
- クリーナー1袋(または規定量)を投入
- 5〜10分ほど洗濯モードで攪拌
- そのまま数時間放置(2〜6時間ほど)
- 放置後、排水・すすぎ・脱水まで通常運転で終了
- 黒いカスや汚れが出たら、もう1度すすぎモードで回すと◎
※ドラム式の場合は「槽洗浄モード」が搭載されていることが多いため、取扱説明書に従ってください。
■ 使用時の注意点
- 塩素系と酸素系は絶対に併用しないこと(有毒ガスの危険)
- 塩素系は色物の衣類やゴムパーツに影響が出る場合も
- 使用中は必ず換気を行うこと
- 月に1回の使用がおすすめです
自然派の方へ:重曹やクエン酸を使う掃除法
「市販の洗剤はちょっと苦手…」
「できるだけ安全な素材で掃除したい」
そんな方には、重曹・クエン酸を使った“自然派クリーニング”がおすすめです。
家庭にあるもので手軽にでき、体にも環境にも優しいのが魅力ですね。
■ 重曹+クエン酸の基本の使い方(縦型洗濯機)
- 高水位までぬるま湯(40℃前後)をためる
- 重曹を約200g(約1カップ)入れて、5分間ほど攪拌
- その後、クエン酸を50〜100g加えてさらに攪拌
- 化学反応により炭酸ガスが発生し、泡が発生
- そのまま2〜3時間放置
- 通常通り排水・すすぎ・脱水まで運転
■ 注意点
- 泡立ちすぎに注意!洗濯機によってはエラーが出る場合も
- クエン酸は金属部分の腐食を招く場合があるので、月1回以下の使用にとどめましょう
- 重曹の使用後はしっかりすすぎを行うこと(残るとベタつきや詰まりの原因に)
完全な除菌・殺菌というよりも、「においをやわらげる」「軽い汚れを落とす」ことが目的と考えて使うのが◎です。
掃除後のチェックポイント
洗濯機掃除が終わったら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
掃除の効果を実感できるだけでなく、その後の状態を保つためのヒントにもなります。
✔ 黒いカスが出てこなくなったか
掃除中に出てきた黒カスやゴミがなくなれば、洗濯槽の汚れが落ちたサインです。
落ち切らない場合はもう一度すすぎ運転を。
✔ 洗濯物からのニオイが改善されたか
洗濯後のタオルやシャツのニオイを嗅いでみて、「あのイヤな臭いが消えたか」を確認しましょう。
✔ 槽内の水の濁りが改善されたか
槽に水をためたときに濁っていないかどうかも重要なチェックポイントです。
洗濯物のニオイを防ぐ日常の対策

洗濯機(洗濯槽)を掃除したあとは、「また臭ってきたらどうしよう…」という不安もありますよね。
実は、洗濯機の掃除だけでなく、日々の“洗濯習慣”を少し見直すことで、ニオイの再発を大きく防ぐことができるんです。
ここでは、プロ目線でおすすめしたい「日常のニオイ対策」を3つご紹介します。
どれも今日からすぐに実践できるものばかりですよ!
洗剤・柔軟剤の使いすぎに注意
「たくさん入れた方がキレイになりそう」「香りを強くしたいから柔軟剤は多めに…」
そんな風に思って、ついつい洗剤や柔軟剤を多く入れてしまっていませんか?
実はこれがニオイの原因になっているケース、かなり多いんです。
■ 洗剤を入れすぎるとどうなる?
- 洗剤が溶け残り、衣類や洗濯槽に残留する
- 洗剤カスが雑菌のエサになり、洗濯機内で菌が繁殖
- 洗い上がりがベタついたり、乾いたときにイヤなニオイがする
特に粉末洗剤や液体濃縮タイプは入れすぎに注意が必要です。
洗濯機の取扱説明書にある「水量ごとの適正量」をしっかり守るのが鉄則!
また、柔軟剤も同様。香りを強くしようと大量に入れると、衣類の繊維に成分が残り、菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
“香りでごまかす”のではなく、汚れをしっかり落とす・余計なものを残さないことがニオイ対策の基本なんです。
洗濯物はできるだけ早く干す
洗濯が終わったあと、こんなことはありませんか?
- 忙しくてつい洗濯機に入れっぱなし
- 「あとで干そう」と思って1時間以上放置
- 夜に回して、朝になってから干す
この習慣、ニオイの元凶です!
洗濯物は、洗い終わった瞬間から雑菌が再び繁殖を始めます。
そのため、できるだけ早く(できれば30分以内)に干すことが大切。
また、部屋干しの場合は特に「早く乾かす工夫」が必要です。
以下のようなアイテムを使うと、乾燥時間を短縮でき、菌の繁殖も抑えられます。
- 扇風機やサーキュレーターで風を当てる
- 除湿機で湿度を下げる
- 洗濯物の間隔を広めに干す(くっつけない)
- エアコンの風が当たる位置に干す
「湿った状態の時間が長い=菌が繁殖しやすい環境」ですので、“早く乾かす”ことがニオイ対策のカギなんです。
洗濯機のフタは開けて乾かす
実は、洗濯槽のカビやぬめりを防ぐ一番簡単な方法が、洗濯機のフタを開けておくことなんです。
洗濯後、フタを閉めたままにすると…
湿気がこもって槽内が“カビ温室”のようになり、あっという間に雑菌やカビが繁殖してしまいます。
特にドラム式洗濯機は密閉性が高く、湿気が逃げにくいため、フタをしっかり開けて乾燥させることがとても重要です。
以下のような習慣をおすすめします。
- 洗濯が終わったら、フタと洗剤投入口を開けておく
- 乾燥後も、数時間は開けっぱなしにして内部の湿気を逃がす
- 洗濯槽のゴムパッキン部分もタオルでさっと拭き取ると効果UP
これだけで、カビ・ぬめり・臭いの発生をグッと抑えられます!
「掃除をがんばる前に、まずは湿気をためない工夫」がポイントですね。
プロの洗濯機(洗濯槽)クリーニングという選択肢も

ここまでご紹介してきたように、洗濯槽の汚れやニオイは自分でもある程度掃除できます。
でも中には、
- 「市販のクリーナーを使ってもニオイが取れない…」
- 「黒カビが何度掃除しても出てくる…」
- 「ドラム式で掃除の方法がわからない」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときは、ハウスクリーニングのプロに頼るという選択肢も、ぜひご検討ください。
特に長年使っている洗濯機や、ニオイがひどい場合、プロによる“分解洗浄”が非常に効果的です。
ここでは、プロならではの技術や家庭掃除との違いについてご紹介します。

ハウスクリーニング業者によって洗濯機・洗濯槽の清掃の対応状況はことなるため、事前にご相談されることをお勧めします。
プロによる分解洗浄のメリット
ハウスクリーニング業者による洗濯機(洗濯槽)クリーニングでは、
洗濯機を分解して内部パーツを一つひとつ丁寧に洗浄することが基本です。
これにより、家庭用クリーナーでは落としきれない、“洗濯槽の裏側”や“モーター周辺のカビ”までスッキリ除去できます。
■ 主な作業内容(一例)
- 洗濯機のフタ・パルセーター(回転羽根)・洗濯槽の取り外し
- 各パーツの専用洗剤による漬け置き&高圧洗浄
- モーター周辺の汚れやホコリの除去
- 本体内部や隙間部分の拭き上げ・乾燥
- 組み立て後の動作確認と、使用上のアドバイス
分解作業は構造を熟知していないと難しいため、メーカーや機種ごとの知識を持ったプロならではの対応が求められます。
■ メリットまとめ
- 洗濯槽の裏やモーター周辺まで徹底的にキレイにできる
- 洗濯機の寿命が延びることも
- 頑固なニオイ・黒カビが一度の作業で解消される
- 定期的に依頼すれば、日常の掃除がぐっとラクに
- 「小さなお子さんがいる家庭」「アレルギー対策」にも最適
家庭での掃除との違いとは?
では、自分でやる掃除とプロの分解洗浄では、どんな違いがあるのでしょうか?
以下に違いをまとめてみました。
項目 | 自分で掃除 | プロのクリーニング |
---|---|---|
アプローチできる範囲 | 洗濯槽の表面・水路程度 | 洗濯槽の裏側・パーツ分解・モーター周辺まで |
使用する洗剤 | 市販品・重曹など | 専用薬剤・業務用洗浄剤 |
汚れ落としの強さ | 軽度〜中度まで対応可 | 頑固な汚れ・カビまで徹底除去 |
所要時間 | 約2〜3時間程度(放置含む) | 約1.5〜2.5時間で完了(業者による) |
技術・知識 | 不要(説明書で対応可能) | 専門知識・分解技術が必要 |
コスト | 数百円〜数千円 | 約1万〜3万円前後(地域や機種で差あり) |
ご家庭でできる掃除は軽度な汚れやメンテナンスに適しており、月1回の習慣としておすすめです。
一方で、長年使っている洗濯機や、ニオイがどうしても取れない場合には、プロの手を借りることで根本解決が可能です。
また、分解洗浄の頻度としては、年1回程度がおすすめ。
「お盆前」「年末」「梅雨明け」など、季節の節目に頼まれる方が多いですよ😊
洗濯機(洗濯槽)を掃除しても臭いが消えない場合

「洗濯機をしっかり掃除したのに、まだなんとなく洗濯物が臭う…」
「クリーナーを使っても生乾き臭が取れない…」
そんな時、原因は洗濯機だけではない可能性も考えられます。
衣類に残った雑菌や、使っている洗剤との相性、あるいは洗濯物の扱い方に問題があるケースも少なくありません。
ここでは、洗濯機を掃除してもニオイが気になるときの“追加対策”をご紹介します。
洗剤を除菌タイプに変更してみる
最近では、ただの洗浄力だけでなく「除菌力」「抗菌効果」を謳った洗剤が多く登場しています。
もし今使っている洗剤が一般的な中性洗剤や香り重視の柔軟剤中心であれば、除菌効果のある洗剤へ切り替えることでニオイが改善することがあります。
■ 選ぶ際のポイント
- 「抗菌・除菌」と明記されているか
- 酸素系漂白剤成分(過炭酸ナトリウムなど)を含んでいるか
- 「部屋干し用」「生乾き臭対策」と書かれている商品もおすすめ
また、柔軟剤についても、香り重視よりも抗菌成分配合タイプに変更することで、洗濯後の衣類の雑菌繁殖を防げます。
注意点としては、入れすぎは逆効果になる場合があるため、あくまで「適量」を守って使うことが大切です。
洗濯物を消毒してみる
洗濯機(洗濯槽)を掃除しても、衣類自体に雑菌が残っている場合、ニオイが取れないことがあります。
特にタオルや下着、枕カバーなどは、皮脂・汗・唾液・ニオイの成分が繊維に染み込みやすく、通常の洗濯だけでは除菌しきれないことも。
そんな時は、洗濯物そのものを“消毒”するというアプローチが有効です。
■ 具体的な方法:
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)を使ったつけ置き洗い
→ 洗濯前にぬるま湯に漂白剤を溶かし、30分〜1時間つけ置き - 熱湯消毒(素材が耐えられる場合)
→ 60〜70℃のお湯で5〜10分程度つけ置きする
※ウール・シルク等のデリケート素材はNG - アイロンやスチーマーでの熱処理
→ 乾いた後でも、仕上げに熱を加えることで雑菌を死滅させる
とくにタオルのニオイが残りがちな方は、この“つけ置き消毒”→洗濯”の流れを1〜2週間に1回取り入れることで、ニオイが激減するケースも多いです。
また、最近では「洗濯槽に直接入れて除菌するタイプの粉末」や「すすぎの時に入れる除菌液」なども市販されており、手軽に消毒対策を強化することができます。
これらの方法を実践してもニオイが完全に取れない場合、衣類そのものが劣化していたり、素材にニオイが染み込んでしまっていることもあります。
その際は、思い切ってタオルや肌着を新調することも、衛生的には大切な判断です😊
まとめ:夏の洗濯は「洗濯機・洗濯槽の掃除」が決め手!
いかがでしたでしょうか?
「洗濯物が臭う」「部屋干しすると生乾き臭がする」「洗剤を変えてもニオイが消えない」――
そんな夏のお洗濯に関するお悩みの多くは、実は洗濯機(洗濯槽)の中に原因があることが多いんです。
見えないからこそ見落としがちな洗濯槽の裏側には、黒カビ・洗剤カス・皮脂汚れ・雑菌などがびっしり…。
これらが洗濯のたびに衣類に付着し、嫌なニオイの元になってしまいます。
でも、正しい方法で掃除をすれば、ニオイはしっかり軽減できます!
市販のクリーナーを使う方法、重曹やクエン酸での自然派クリーニング、そしてプロによる分解洗浄――
ご家庭の状況やニオイの強さに応じて、無理のない方法で実践してみてください。
また、日々の洗濯習慣を少し変えるだけでも、ニオイの再発を予防することができます。
- 洗剤・柔軟剤は入れすぎず適量を守る
- 洗濯後はすぐに干す(放置しない)
- 洗濯機のフタを開けて湿気を逃がす
- 月1回の洗濯槽クリーナー使用を習慣にする
どれも簡単で、今日からすぐに始められることばかりです。
特に夏は高温多湿で雑菌が最も繁殖しやすい季節。
「臭ってから対応する」よりも、「臭う前に予防する」ことが大切です。
そして、もしご自宅での掃除だけでは限界を感じたら、ハウスクリーニングのプロにおまかせするのも一つの手段です。
清潔な洗濯機から生まれる洗濯物は、気持ちも軽やかにしてくれますよ😊
この夏はぜひ、洗濯機もリフレッシュして、快適でニオイ知らずの洗濯ライフを手に入れましょう!