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玄関のカビ・ジメジメ・ニオイをシャットアウト!プロが教える梅雨時期の快適玄関づくり

じめじめとした梅雨の季節。
皆さんのおうちの「玄関」、なんだかモワッとした空気を感じたり、ちょっとイヤなにおいが気になったりしていませんか?

実はこの時期、玄関は「湿気」と「におい」がたまりやすく、家の第一印象を下げてしまうだけでなく、健康やお家の素材にも悪影響を及ぼすことがあるんです。
でも大丈夫!ちょっとした掃除や工夫で、快適な玄関はつくれます✨

今回は、掃除大好きなプロの目線で、梅雨時期にこそ見直したい「玄関のカビ・ジメジメ・におい対策」について、たっぷりご紹介します!

梅雨の時期、玄関の「不快感」が増す理由とは?

雨が続くこの時期、玄関に入った瞬間に「うっ」となるような空気を感じた経験、ありませんか?

冒頭でも軽く触れたとおり、それは湿気・カビ・においが原因かもしれません。梅雨は空気中の水分が多くなり、特に玄関のような密閉された空間は、その影響を受けやすいんです。

しかも、湿気は目視では当然見えません。気づかないうちにどんどんたまって、カビや嫌なにおいの元になってしまいます。

まずここでは、なぜ玄関が梅雨に「不快空間」になりがちなのかを、原因ごとに詳しく見ていきましょう。

構造的にどうしても湿気がこもりやすい

玄関は窓がない、あるいは小さなフィックス(固定)窓しかないというお宅もあるかもしれません。あっても、小窓だけ……といったところも多いのではないでしょうか。換気のための給気口も、玄関ではあまり目にしませんね。

つまり玄関は、非常に風通しが悪く、湿気がたまると逃げ場がありません。

さらに、マンションなどでは外気との温度差が大きくなるため、結露が発生しやすく、これも湿度上昇の原因に。
建物の構造そのものが「湿気が抜けにくい」場所をつくってしまっているんですね。

これは注文住宅などであらかじめ対策して家を作らないと、どうしてもそうなってしまいがちなのです。

雨に濡れた靴や傘が湿度を上げる

梅雨の時期は、外から帰ってくるたびに、濡れた傘や靴を玄関に置きますよね。元々雨でしけっているだけでなく、これらも湿気を玄関に持ち込む要因の一つです。

濡れた靴は意外と水分をたっぷり含んでいて、置いておくだけで湿気が玄関にこもります。傘も同様で、受け皿にたまった水がそのまま放置されていると、カビや湿気やにおいの原因にもなります。

でも、靴はこにしか置くところも無いですし、しかたありませんよね。。傘もお気に入りの傘を外に置いておいて盗まれたら嫌だし。

換気不足がにおい・カビの原因に

湿気がたまっても、すぐに換気できれば問題ありません。
でも、もし小窓がなければ、玄関を長時間開けておくしか方法がなくなってしまいます。

玄関を開けたまま……というのは普通はありませんよね。防犯対策の観点からというのはいわずもがな。そしてこの季節は蚊やゴキブリも入ってくるという観点からも、それはいたって自然なことです。

結果的に靴のにおい、湿気、ホコリ、カビ……これらが混ざり合って、「なんとなくイヤなにおい」が生まれるのです。しかも、においは“慣れてしまう”ので、自分では気づきにくいのも困りものです。

人の家に行くと気がつくのに、自分の家は気がつかないというのは不思議なことですよね。

放っておくと危険!玄関の湿気が招くトラブルとは

「ちょっとジメジメしてるな…」「におうけど、まあ梅雨だから仕方ないか…」
そんなふうに放置していると、実は家と健康のトラブルにつながってしまうこともあります!

ここでは、玄関の湿気を放っておいたり、軽く見たりしてはいけない理由をお伝えしますね。

カビ・ダニの発生で健康リスクも

湿気が多い玄関は、カビやダニにとって絶好の繁殖環境です。特に靴箱の中や、玄関マットの裏側、ドア枠のすき間、床と壁の接地部など、ふだん見落としがちな場所にどんどん潜り込み、知らないうちに広がっていきます。

カビは見た目の問題だけでなく、その胞子が空気中に飛び散ることで健康への悪影響を及ぼすことがあります。
例えば、カビの胞子を吸い込むことで起こるアレルギー性鼻炎や咳、くしゃみ、目のかゆみなどは、季節性のものと見分けがつきにくく、「ずっと体調がすぐれない原因が、実は玄関のカビだった」ということも。

また、ダニの死骸やフンもアレルギーの原因物質(アレルゲン)となり、喘息やアトピー性皮膚炎、湿疹などの症状を悪化させてしまうことがあります。特に玄関マットなどは湿気を含みやすく、ダニが潜みやすい環境になりがちです。

こうしたカビやダニの影響は、免疫力の弱い小さなお子さんや高齢の方にとって大きな負担になる可能性があります。

見た目には何の変化もなくても、実は空気中には目に見えない有害物質が…というケースもあるため、やはり玄関周りの定期的な掃除と除湿・換気の習慣がとても大切です。

靴や収納家具の傷み・劣化

濡れた靴をそのまま玄関に置いておくと、見た目には乾いていても中や素材に湿気が残っていることが多く、そのまま放置することでカビの温床になってしまいます。

革靴であれば、表面がカビたり、乾燥と湿気を繰り返すことで革がひび割れたり、変色してしまうこともあります。スニーカーも同様で、ソール部分の接着が弱くなったり、変形が起きやすくなるなど、劣化が早まってしまいます。

さらに心配なのが、靴を収納する下駄箱やシューズラックなどの家具類への影響です。木製の靴箱は特に湿気に弱く、湿度が高い状態が続くと板が反って扉が閉まりにくくなったり、棚板に黒カビが発生したりするケースも珍しくありません。

湿気によってにおいもこもりやすくなり、「なんだか玄関がクサい……」という原因にもつながってしまいます。お気に入りの靴や大切な家具がダメになってしまうのは、やっぱりもったいないですよね。

玄関は家の出入り口であり、靴や収納家具にとって過酷な環境でもあるからこそ、定期的な乾燥や掃除、除湿剤の設置などでしっかり守ってあげることが大切です。

私もお気に入りの靴が白くカビが生えていたことがあり困りました。一度こうなってしまうと心理的に履きたくないですよね。

玄関ドアや壁紙にもカビが…

さらにひどくなると、玄関ドアの下部や壁紙のすき間、さらにはドア枠の周辺などに、黒い点々としたカビがうっすらと浮かび上がってくることがあります。

最初は「気のせいかな?」「ちょっと汚れかな?」と思うようなレベルでも、時間が経つにつれてどんどん広がり、壁紙の表面だけでなく、内部にまでカビの根が入り込んでしまうことも少なくありません。

一度カビが根を張ってしまうと、表面だけをこすっても取れませんし、家庭用の洗剤では表層の色だけが薄くなるだけで、完全には除去できないことが多いのです。特に壁紙の場合、カビを放置すると接着剤の劣化を引き起こし、最悪は壁紙が剥がれてしまったり、下地材にまでカビが浸透してしまうことも…。

「家の顔」とも言える玄関の見た目が悪くなるだけでなく、来客時の印象も大きく下がってしまいますし、何よりも住まいそのものの寿命に関わる深刻な問題へとつながる可能性があるんです。

早めの対処が肝心ですが、見えない場所にまでカビが広がっている場合は、プロによる徹底洗浄や防カビ処理を検討するのが安心です。

今日からできる!玄関のジメジメ・ニオイ対策【自分でできる編】

ここからは、今すぐにでも始められる玄関のジメジメ・ニオイ対策を具体的にご紹介します。
どれも難しいことではありませんし、家にあるものや100円ショップで手に入るアイテムでも対応可能です✨

掃除、収納、除湿、そして消臭。プロの経験から得た「これは効く!」という方法をお届けします!

まずは玄関の「見える汚れ」を掃除しよう

湿気対策と聞くと「除湿剤を置く」といった方法を思い浮かべる方が多いですが、まず何より大事なのは、玄関そのものの掃除です。

玄関のたたき(床)は、外からのホコリ・砂・泥・菌などがたまりやすい場所。
その汚れに湿気が加わると、雑菌が繁殖しやすくなり、いや~なにおいの原因にもなってしまいます。

掃除手順の一例は以下の4つです。

  1. ほうきや掃除機でゴミ・ホコリを取り除く
  2. 雑巾またはモップで水拭き(中性洗剤を薄めてもOK)
  3. 仕上げに乾いたタオルでしっかり乾拭きする
  4. ドアや取っ手、下駄箱の外側も拭き掃除を!

特に難しいことはありませんよね。これをきちんと行うだけでも、玄関の空気がぐっと変わりますよ♪

靴箱は“においと湿気の巣”!プロもやってる対策法

靴箱の中は暗くて密閉されていて、湿気やにおいがこもりがち。
しかも、靴の裏には見えない水分や菌がついていることが多いので、きちんと対策しないとカビが大発生!なんてことも……。

以下の方法をぜひ試してみてください。

  • 靴は乾かしてから収納(特に雨の日や汗をかいた日)
  • 重曹や炭を使った脱臭・除湿剤を靴箱内に設置
  • 定期的に扉を開けて換気をする(朝の15分だけでも効果あり!)
  • 靴を詰め込みすぎない(風の通り道を確保)

さらに、靴底をアルコール除菌スプレーで拭いてから収納する習慣をつけると、におい菌の発生をかなり抑えられます👍

高濃度のアルコール製剤の方が防かび・抗菌効果は高いですが、生地・皮の変色に繋がるのでそこは気をつけてくださいね。

梅雨時期におすすめの除湿アイテムと使い方

湿気対策といえば「除湿剤」。最近ではおしゃれで実用的なアイテムがたくさん登場しています。
ここでは、特に玄関や靴箱にぴったりの除湿アイテムを、特徴と使い方とあわせてご紹介します!

  • 珪藻土スティック
     靴箱の中や、直接靴の中に入れるだけでOK。湿気をぐんぐん吸い取ってくれて、天日干しすれば繰り返し使えるのでとても経済的です。
  • シリカゲルパック
     おなじみの乾燥剤。脱臭と除湿のダブル効果があり、靴箱の隅や下段に忍ばせるだけでOK。100円ショップなどでも手軽に購入できます。
  • コンパクト除湿器
     電気式で繰り返し使用できるタイプ。玄関の空間にぴったりな小型モデルもあり、湿度が高い日でも安心。静音タイプなら夜間も気になりません。
  • 除湿剤ボックス
     ドラッグストアなどで売られている使い切りタイプ。水が溜まるタイプのものは、湿気をしっかり吸収してくれるので、靴箱の奥や下段に設置するのが効果的です。

どれも手軽に導入できて、湿気対策には抜群の効果を発揮してくれます。
複数のアイテムを組み合わせて使えば、さらに安心ですよ😊

論理的にはたくさん置けば、その分除湿してくれることになると考えられます。

傘立て・マット・玄関小物の見直しも効果大!

梅雨の時期ににおいの元になりがちなのが、「水をためやすいもの」。
代表的なのは、傘立てと玄関マットです。

  • 傘立ての受け皿にたまった水は、雑菌がすぐに繁殖します。こまめに捨てて、毎回水拭き&乾拭きをしましょう。
  • 玄関マットは、濡れたまま放置すると悪臭の原因に。できれば洗濯できるタイプに替えるのがおすすめ!
  • 傘は、玄関に入る前に水をしっかり払うことも習慣にしましょう。

また、玄関に置いてある観葉植物やディフューザー、小物類も水分を含みやすい素材のものがあると、湿気の元になることがあります。

この時期は「玄関のものは最小限&吸湿しにくい素材」を意識するだけで、空気感が変わりますよ✨

玄関お掃除で気をつけること・やってはいけないこととは!?

玄関掃除は「見た目をキレイにする」だけでなく、「湿気やカビを防ぐ」「においを抑える」といった大切な役割があります。
でも実は、やり方を間違えると逆効果になってしまうこともあるんです。

ここでは、プロの視点から見た「注意すべきポイント」と「やってはいけないNG掃除法」をご紹介します。
ちょっとした意識で、玄関はもっと快適になりますよ!

強い洗剤を使いすぎないこと

「しっかり汚れを落としたいから」と、漂白剤や強アルカリ系の洗剤を直接床にかけてしまうのはNGです。
玄関のタイルや床材は素材によっては変色・劣化しやすく、洗剤の成分が染み込んでシミになってしまうこともあります。

特に大理石調のタイルや木材を使用している場合、酸性・アルカリ性どちらもダメージを与える可能性があるため要注意。
洗剤を使うときは、中性洗剤を水で薄めて使い、最後はしっかり水拭き・乾拭きで仕上げるのが基本です。

濡れたまま放置しない

基本的に、玄関の汚れに対しては水分は最小限で行うことが推奨されます。その前提で水を使用した後、ざっと拭いて「はい終了!」という方も多いかもしれませんが、濡れたまま放置するのはとても危険です。

濡れた床やタイルは、湿気がたまりやすく、かえってカビやぬめりの原因になってしまいます。

掃除のあとは、乾いたタオルで丁寧に水分を拭き取り、できればしばらくドアを開けて換気をしてあげましょう。
サーキュレーターや扇風機があれば、風を送って乾かすのもおすすめです。

メラミンスポンジの使用には注意

「落ちにくい汚れにはメラミンスポンジが便利!」と思って、玄関掃除でもよく使っている方はいませんか?
確かに、メラミンスポンジは軽くこするだけで黒ずみや手垢を落とせるとても優秀な掃除道具なのですが、使いどころを間違えると素材を傷めてしまう可能性があります。

というのも、メラミンスポンジは細かい研磨作用をもっているため、

  • 光沢のある玄関タイル
  • コーティング加工されたドアや金属部分
  • 表面が柔らかい木製の玄関収納

などに使用すると、表面に細かい傷をつけてしまう恐れがあるんです。

一度傷がつくと、そこに汚れが入り込みやすくなったり、カビの発生源になることも…。
ですので、メラミンスポンジを使う場合は、まず目立たないところで試してみること、そして柔らかく優しくこすることが大切です。

汚れに応じて、使い分ける「掃除道具の選び方」も、実は玄関をきれいに保つためのポイントの一つですよ✨

におい消しに香りアイテムだけ使うのはNG

玄関のにおいが気になったとき、「芳香剤を置いてごまかす」方も多いのですが、においの元を断たずに香りで覆うだけでは、問題は解決しません。

むしろ、湿気と混ざってムッとした重たい空気感を生んでしまうこともあります。
まずは掃除・換気・除湿で根本のにおいを断ち切ってから、最後の仕上げとして香りを足す、というのが正しい順番です。

プロが提案!玄関まわりの本格クリーニングで快適空間へ

プロのハウスクリーニング業者イメージ

ここまでご紹介したように、日々のちょっとしたお手入れでも、玄関のジメジメやにおいはかなり軽減できます。
でも、「どうしてもカビ臭が取れない」「タイルの汚れが落ちない」「靴箱がなんだかベタベタする」……そんなお悩みはありませんか?

そんなときこそ、ハウスクリーニングのプロの出番です!

家庭用の掃除道具では難しい場所も、専用機材とプロの技術で徹底的にキレイにできます。ここでは、プロが実際に行うクリーニング内容や効果を参考までにご紹介しましょう。

プロによる作業・サービス内容は、実際の現場の状態や、清掃業者によって方法が異なりますのでここでは一般的な項目にとどめております。ご利用時はどのようなことをやって貰えるのか、事前にご依頼先にお問い合せされることをお勧めします。

玄関の床タイルの汚れ・黒ずみは意外と頑固!

玄関の床タイル、よく見ると黒ずんでいたり、汚れが目立っていませんか?
この汚れ、実はただのホコリではなく、雨水・泥・油汚れ・カビなどが混ざった“複合汚れ”なんです。

特にタイルの目地(すき間)は、水分を吸い込みやすく、そこに汚れが入り込むとブラシではなかなか落ちません。
プロのクリーニングでは、必要に応じて、以下のような作業を行います。

  • 専用の高圧洗浄機またはスチームクリーナーで、奥の汚れまで除去
  • 細かいブラシやパッドを使い、目地を傷めずに徹底洗浄
  • 必要に応じて防カビ処理やコーティングも可能

一度リセットすると、まるで新築時のような玄関に生まれ変わります✨

靴箱内部のカビ取り・消臭施工ってどうやるの?

靴箱の中がカビ臭い、奥のほうに黒い斑点が……という場合は、カビがすでに繁殖しているサインです。

プロの作業では、必要に応じて、以下の様なことを行っています。

  • 靴箱内のすべての棚・壁・底をアルコールや専用除菌剤で拭き上げ
  • 必要に応じて湿気取り・防カビ処理を実施
  • 必要に応じて消臭効果のある天然成分(植物エキスなど)で仕上げ

家庭用の拭き掃除では届かない「板のすき間」や「素材の奥」にまで働きかけることができるため、におい戻りもしにくくなります。

梅雨明け前に一度、徹底リセットするのもおすすめ

実は、梅雨明け前のこの時期こそ、カビ取りクリーニングに最適なタイミングです。

湿気がたまりきる前に一度徹底リセットしておくことで、夏の間も快適な生活環境をキープできます。
また、梅雨明けは気温が上がり、菌やカビが急成長しやすい時期でもあります。

「今が勝負」と思って、一気にお掃除&プロの力を借りてみるのはいかがでしょうか?✨

ハウスクリーニングのアールおそうじセンターでは、各種お掃除を行っております。創業以来 25年間、毎年1,000件以上のお客様のお部屋をお掃除させていただいております。ハウスクリーニングサービス一覧はこちら

まとめ|梅雨を乗り切る「快適玄関づくり」は掃除と工夫から

いかがでしたでしょうか?

梅雨時期の玄関は、湿気・におい・汚れがたまりやすく、放置すると健康や家の素材にまで影響を及ぼしてしまいます。でも、日々の掃除とちょっとした工夫で、大きく改善できる場所でもあるんです。

ここで本ページの内容をおさらいすると――

  • 玄関は湿気がたまりやすい構造なので、こまめな換気と掃除が基本
  • 靴や傘、マット類の扱いを工夫すれば、におい対策に効果大
  • 重曹・珪藻土・除湿剤など、手軽なアイテムも活用しましょう
  • 頑固な汚れやにおいには、プロのクリーニングで根本対策を!

家の第一印象を決める玄関だからこそ、清潔で気持ちのいい空間にしておきたいですね😊
梅雨の湿気にも負けず、家族みんなが「ただいま!」と笑顔になれる、そんな玄関を一緒に目指しましょう!

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