9月2日は靴の日!猛暑でたまった“足元の汚れとニオイ”をお掃除(クリーニング)でスッキリしましょう

こんにちは、ハウスクリーニング歴20年の私ですが、実は「靴のお掃除」も大好きなんです。
9月2日は何の日かご存じですか?そう、「靴の日」なんです!
夏の間に大活躍してくれたスニーカーやサンダル、子どもたちの上履きや運動靴……。実は今このタイミングで、しっかりお手入れしておくと、靴が長持ちするだけでなく、玄関のニオイや雑菌対策にも効果バツグンなんですよ。
特に今年の夏は猛暑続きで、靴の中は汗と湿気でムレムレ。
気がつかないうちに靴の中に雑菌やカビが繁殖していることもあります。
「靴の日」というちょうど良いきっかけに、足元からの清潔習慣を始めてみませんか?
この記事では、靴の素材別お掃除・クリーニング法、ニオイ対策、保管方法、そしてプロに頼むべきケースまで、今すぐ実践できる情報をたっぷりお届けします!
9月2日は「靴の日」!
普段あまり意識しないかもしれませんが、靴は私たちの暮らしを支える大事な相棒。そんな9月2日の靴の日についてご紹介です。
「靴の日」ってどんな日?由来と意味をチェック
「靴の日」は、日本靴連盟が制定した記念日で、日付の語呂合わせ「く(9)つ(2)」にちなんでいます。そのままですね(笑)
この日は「靴を見直し、大切にしよう」という啓発の意味も込められていて、靴磨きやお手入れ・クリーニングをするきっかけとしてもぴったりなんです。
毎日履いているのに、ついつい見落としがちな靴のケア。
9月2日を機に、「足元から清潔に!」を合言葉にお掃除をスタートしてみましょう!
今年の猛暑で靴は想像以上に汚れている!?
今年は本当に暑かったですよね。
連日の猛暑日で、外出するだけでも汗が噴き出すような日が続きました。
そんな中、私たちの靴も汗・湿気・熱気のダメージをしっかり受けています。
特に靴の中は通気性が悪く、湿気がこもりやすいため、雑菌やカビが非常に繁殖しやすい環境なんです。
靴の表面がキレイでも、中敷の裏やインソールの奥には見えない汚れが溜まっていることも多く、「なんだか最近足が臭う」「玄関がむわっとする」なんていうのは、そのサインかもしれません。
このタイミングで一度しっかりリセットしておくと、ニオイの軽減だけでなく、足のトラブルや靴の劣化も防げますよ。
夏の終わりは“靴の衣替え”のベストタイミング
衣替えといえば服や布団が定番ですが、実は「靴の衣替え」もとても大切です。
サンダルやメッシュスニーカーなどの夏用アイテムを下駄箱にしまう前に、しっかり汚れを落として乾燥させてから保管することで、次のシーズンも気持ちよく履くことができます。
逆に、汚れや湿気をそのままにしてしまうと、カビやニオイの原因になり、靴の寿命を縮めてしまうんです。
また、これから履く秋冬物の革靴やブーツも、履く前に軽く掃除・除菌しておくと、気分良くスタートできますよ。
「しまう前」「履き始める前」に、ひと手間かけるのが長持ちの秘訣です。

ただ、今年は残暑が厳しいので、衣替えはもうちょっと先になるでしょうか。
夏の終わりは靴が一番汚れている!?

「靴ってそんなに汚れてるの?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、夏の終わりの靴は本当に汚れています……。
というのも、今年のような猛暑では、靴の中が“雑菌パラダイス”になりやすい条件がすべて揃っているんです。
洗濯物のニオイと同じように、靴も高温多湿な環境では雑菌やカビが一気に繁殖します。
しかも足は1日でコップ1杯分以上の汗をかくと言われていて、その汗や皮脂が靴に染み込み、蓄積されているのです。
さっそく、夏に靴が汚れやすくなる理由を詳しく見てみましょう。
なぜ猛暑で靴が汚れやすくなるの?
■足の汗・皮脂が靴の中にたまる
真夏の外出や通勤・通学では、足裏からもびっしょり汗をかきますよね。
この汗と一緒に、皮脂や老廃物も靴の中に吸収されていきます。
そのまま放置すると、中敷や靴の内側に汚れが蓄積し、雑菌の温床に。
汗は乾いても雑菌は残ってしまうので、「ニオイがとれない…」というトラブルにつながるのです。
■通気性が悪い靴は蒸れやすい
レザーや合皮素材、タイトな作りの靴などは特に通気性が悪く、靴の中の湿気が逃げにくい構造になっています。
さらに今年のような酷暑では、外気温だけでなく地面からの熱も加わって、靴の中は蒸し風呂状態に……。
蒸れた状態が長時間続くと、カビやニオイ菌が繁殖しやすくなり、靴のダメージも加速します。
■湿気・高温で雑菌が増殖しやすい環境に
雑菌やカビは、気温30℃前後・湿度70%以上という環境で爆発的に増殖します。
まさにこの夏の気候は、その条件にピッタリ。
見た目はキレイでも、靴の中では目に見えない菌たちが大暴れしているかもしれません。
ニオイや黒ずみが出てきたら、それは“靴が助けを求めているサイン”です。
こんな症状は“靴のSOS”かも?
以下のような症状がある靴は、すぐにでもお手入れを検討しましょう。
- 靴から酸っぱいニオイがする
→ 雑菌が繁殖しているサインです。消臭剤だけでは根本解決になりません。 - 靴底が黒ずんでいる
→ ホコリ・泥・汗が混ざって酸化している状態。放置すると変色が進みます。 - 内側が湿っている・カビっぽい
→ 見えない部分にカビが発生しているかもしれません。異臭がする場合は要注意。 - 靴を脱いだ時のニオイがきつくなった
→ 汗や皮脂が靴の中に染み込み、ニオイ成分が残留している証拠です。
こうした症状を放っておくと、靴そのものの寿命を縮めるだけでなく、足の健康や玄関の衛生環境にも悪影響を及ぼします。
玄関の臭い対策にもマル
実は、玄関の嫌なニオイの多くは“靴が原因”ってご存じでしたか?
靴箱に湿ったままの靴をしまっていたり、汗や汚れを落とさずに放置していたりすると、雑菌のニオイが玄関全体に広がってしまいます。
「玄関がなんか臭う……」というときは、芳香剤を置く前に、まず靴を清潔にすることが先決なんです。
特に来客があるご家庭や、お子さまが帰宅後すぐ靴を脱ぎっぱなしにする習慣があるご家庭では、靴の掃除+靴箱の換気+乾燥剤の設置がとても効果的ですよ😊

夏の玄関周り、どうしても臭いが気になりますよね。
素材別!靴の正しいお掃除・クリーニング法

「靴を洗おう!」と思っても、素材によって正しいお手入れ方法は大きく異なります。
間違った洗い方をすると、靴が縮んだり型崩れしたり、最悪の場合は履けなくなってしまうことも……。
ここでは、日常的に履くことの多いスニーカー・革靴・上履き(子ども靴)の3タイプに分けて、正しいお掃除・クリーニング・洗い方の手順を解説します。
どの方法も、ご自宅でもできる形でアレンジしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
スニーカー・運動靴の洗い方(布製)
スニーカーや布製の運動靴は、比較的お手入れしやすい素材ですが、ポイントを押さえないとニオイが残ったり、変色してしまうこともあります。
■ 基本の手順
- 中敷と靴ひもを外す
→ 面倒ですが、別々に洗うことで汚れ落ちがアップ! - ブラシで泥やホコリを軽く落とす
→ 乾いた状態でざっくり表面の汚れを落とすと、洗剤の効きがよくなります。 - ぬるま湯に洗剤を溶かして本体を洗う
→ 衣類用中性洗剤 or 酸素系漂白剤がおすすめ。ゴシゴシこすりすぎないよう注意。 - しっかりすすいで、泡が出なくなるまで流す
→ 洗剤や漂白剤が残ると問題になることがありますのでしっかりすすぎましょう。 - 新聞紙を詰めて形を整え、風通しのよい場所で陰干し
→ 直射日光は変色や縮みの原因になるため、避けましょう。
■ 洗ってはいけない素材に注意!
- レザー・スエード素材のスニーカー
→ 洗濯不可なので、次の「革靴」の手入れ方法を参考にしてください。
革靴の掃除とお手入れ方法
革靴はデリケートな素材のため、「水洗いNG」な場合がほとんどです。
そのかわり、乾拭き・専用クリーム・ブラッシングでしっかりお手入れすることで、清潔さとツヤを保つことができます。
■ 基本の手順
- 馬毛ブラシで全体のホコリ・汚れを落とす
→ 表面のホコリや砂を丁寧に払いましょう。 - 汚れが目立つ部分は、専用のレザークリーナーで拭き取る
- 革用クリームを薄く塗り、保湿と栄養補給をする
→ 塗りすぎるとベタつきの原因に。 - 豚毛ブラシで磨き、革にツヤを出す
- 乾燥・保管時はシューキーパーを使って形をキープ
■ 内側の消臭・除菌も忘れずに!
- 除菌スプレーを中敷やつま先に軽く吹きかける
- 風通しの良い場所でしっかり乾燥させる
- 靴用の消臭炭・乾燥剤を活用するのもおすすめです
※アルコール系スプレーは革を傷めることがあるため、成分をチェックしてから使用してください。
上履き・子どもの靴の洗い方
お子さんの上履きや運動靴は、汚れやすさNo.1!
でも、正しい方法で洗えば、白さが戻るだけでなく、ニオイもスッキリしますよ。
■ 簡単に白く・キレイにする手順
- つけ置き洗いが基本!
→ ぬるま湯に酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を溶かし、30分~1時間ほどつけておく - ブラシで汚れをこすり落とす
→ ゴム部分やつま先は、メラミンスポンジを使うとスッとキレイに! - よくすすいで、洗剤が残らないようにする
- 新聞紙を詰めて形を整え、陰干し
■ 学期末だけじゃなく、月1で洗えると理想!
学校では毎日履いている上履きですが、思っている以上に汚れとニオイが溜まっています。
月に1度程度でも定期的に洗うと、菌の繁殖を抑えて、足の健康にも◎!

分かってはいるのですが、忙しいとなかなか難しいものです。
ニオイ・雑菌対策も忘れずに!

靴をしっかり洗っても、「数日後にはまたニオイが戻ってきた……」ということ、ありませんか?
実は、掃除後の“日常ケア”をサボると、ニオイや雑菌がすぐに再発してしまうんです。
せっかく洗った靴を長く快適に履くためにも、日々のちょっとした工夫がとても大切。
ここでは、ニオイと雑菌を予防するための“毎日のひと手間ケア”をご紹介します!
靴用消臭スプレー・除菌スプレーを活用
今やドラッグストアや100円ショップでも手に入る靴専用のスプレー類。
これをうまく活用すれば、ニオイ予防・菌の繁殖抑制に効果バツグンです。
■ 消臭スプレーの種類と選び方
タイプ | 特徴 | おすすめの使い方 |
---|---|---|
消臭タイプ | 香りや吸着剤でニオイを抑える | 毎日の帰宅後にシュッとひと吹き |
抗菌・除菌タイプ | 雑菌の繁殖そのものを防ぐ | 洗った靴・濡れた靴におすすめ |
香り付きタイプ | 香水のような香りでカバー | ビジネスシーンやお出かけ前に◎ |
※香り付きスプレーは、靴によっては素材に残留することもあるため、革靴や高級素材には使用前に目立たない場所でテストするのが安心です。
■ スプレーのコツは「つま先」と「中敷の裏」
ニオイが一番こもるのは、実は靴のつま先と中敷の裏側です。
この部分にしっかりスプレーすることで、雑菌の増殖を抑えることができます。
また、靴を履く前ではなく、脱いだあとにスプレーするのがベストタイミング!
湿った状態のまま放置せず、スプレーでケアしてから乾燥させることで、嫌なニオイの再発を防げます。
靴の保管方法でニオイを防ぐ
どんなに掃除やスプレーをしても、保管方法が悪いとニオイやカビが再発します。
特に玄関や靴箱は空気がこもりがちな場所なので、以下のポイントを意識しましょう。
■ 靴を出しっぱなしにしない
帰宅後、脱ぎっぱなしにして玄関に並べたまま…そんなこと、ありませんか?
実はこれ、湿気と雑菌の温床になってしまうんです。
一晩おいて湿気を飛ばしたあとは、靴箱などにきちんと収納する習慣をつけましょう。
■ 靴箱に乾燥剤や竹炭を設置
靴箱の中は想像以上に湿気がこもります。
そのままだと、靴の中のニオイもカビも広がってしまうため、調湿・消臭効果のあるアイテムを入れておくと◎
おすすめのアイテム:
- シリカゲル乾燥剤(定期的に交換)
- 靴用の脱臭炭
- 珪藻土スティック
- 重曹を入れた小袋(通気性のある布袋などに)
■ 1日履いたら1日休ませる「ローテーション」が理想
靴は連日同じものを履き続けると湿気が抜けきらず、ニオイやカビの原因になります。
最低でも2〜3足をローテーションで使うことで、靴がしっかり乾き、長持ちにもつながります。
靴も“休息”が必要なんですね😊
靴の丸洗いが難しい時はプロのクリーニングもアリ!

「靴のニオイが全然取れない…」
「レザー素材で水洗いできない」
「カビがひどくてどうしていいか分からない」
こんなお悩みがある方には、靴専門のクリーニングサービスを利用するのもひとつの選択肢です。
プロに任せることで、ご自宅では難しい分解洗浄や、素材ごとに最適なお手入れが可能になります。
ここでは、プロの靴クリーニングで実際にどんなことをしてくれるのか、またどんな靴に向いているのかを詳しくご紹介します。

カビだらけなど、どうしようもない場合にお勧めです!
プロの靴クリーニングってどんなことをしてくれるの?
靴のプロクリーニングでは、素材・構造・使用状況に合わせて、専門知識と専用機材を使った分解&洗浄・除菌・乾燥処理が行われます。
以下は、一般的な作業の流れです。
■ 主なクリーニングの工程
- 靴の状態チェック・素材確認
→ レザー、スエード、布製など、素材ごとに洗浄方法が異なります。 - 表面の汚れを落とす(プレ洗浄)
→ ホコリや泥、油汚れなどをブラッシング・拭き取り。 - 内部の洗浄・除菌処理
→ 中敷の下まで浸透させた洗浄剤でニオイや菌を徹底除去。 - 乾燥・成型
→ 専用の乾燥機で、靴の形を崩さずにしっかり乾燥。
→ 必要に応じてリペア・補色作業も対応可能な業者も。 - 仕上げと防臭・抗菌コート
→ 革靴の場合は保革クリームで磨き、ツヤ出し・保湿も行います。
■ プロに頼むメリット
- 手が届かない奥の汚れまでキレイに
- ニオイの元となる菌を根本から除菌
- 革やスエードなどのデリケート素材も安心
- 見た目も仕上がりも新品のようにリフレッシュ!
自分で洗う手間や失敗のリスクを考えると、年に1回の“靴の大掃除”としてプロを活用するのもアリですね😊
どんな靴におすすめ?
プロクリーニングが特におすすめなのは、以下のような靴です。
✔ 高級スニーカー・ブランド靴
- 洗い方を間違えると変色や劣化の恐れあり
- 風合いやデザインを損なわずキレイに仕上げてくれます
✔ 革靴・ブーツ
- 水洗いNG、素材が繊細で扱いが難しい
- 内側の除菌や消臭までプロに任せると安心
✔ カビが生えてしまった靴
- 市販スプレーでは除去しきれない可能性あり
- 再発防止のコーティングなども施してもらえることも
✔ 雨で濡れてシミができた靴
- 中まで湿気が残っていると臭いや傷みの原因に
- 専用乾燥機でしっかり乾かしてもらえるので安心
✔ 長く大切に履きたい靴
- お気に入りの靴を長持ちさせるための“予防ケア”としても有効です
「自分ではうまくできるか不安……」という方や、「靴の寿命を少しでも延ばしたい」という方は、一度プロの靴クリーニングを検討してみてはいかがでしょうか?
最近では、宅配サービスや靴専用コインランドリーなども増えてきているので、便利に活用できますよ!
まとめ:靴の日に足元からリセット!快適な秋を迎えましょう
9月2日の「靴の日」は、夏の終わりと秋の始まりのちょうど境目。
このタイミングに、足元の汚れやニオイをリセットすることは、気持ちも暮らしも整える第一歩になります。
特に今年のような猛暑では、靴の中には汗・皮脂・雑菌がたっぷりと溜まりやすく、ニオイやカビの原因になりやすい状態に。
表面がキレイでも、内側は想像以上に汚れていることがあるんです。
でも大丈夫。素材に合わせた正しい掃除法や、日常のケア、保管方法を知っておけば、靴は長持ちし、ニオイも激減し、玄関も快適に保てます。
さらに、自分での掃除が難しい靴は、プロのクリーニングに任せるという選択肢もあります。
革靴や高級スニーカー、大切にしている一足には、専門の技術とケアがきっと役に立つはずです。
秋の気配が近づくこの季節。
お掃除が大好きな私からのおすすめは――
「靴の日に、靴をキレイにして、気分も新たに新しい季節を迎えましょう!」ということです😊
家族の靴も、あなた自身の靴も、この機会にぜひ一度チェックしてあげてくださいね!