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水回りの掃除方法を完全ガイド!必要な道具や注意点を徹底解説

水回りは家の中で最も汚れやく、こまめな掃除が必要な箇所です。しかし、どこを掃除すればいいのか、どうやって掃除すればキレイになるのか、という疑問を持ったことはありませんか?

水回りの掃除は、場所ごとにコツや注意点が異なります。というわけで今回は、水回り場所別の掃除方法と掃除道具、掃除をするときの注意点などついて解説します。

そもそも水回りってどこを掃除するの?

水回りとは、水を使う場所のことで、キッチン、お風呂、洗面所、トイレなどを指します。水道水による水垢の付着や、高い湿度による雑菌やカビの繁殖などが起こりやすく、家の中でも特にまめな掃除が必要な場所といえます。

キッチンは、水垢や油汚れ、食品の付着、排水溝のヌメリなど、汚れの原因が特に多くあります。

お風呂や洗面所は、湿度が高くカビの胞子が浮遊しやすい環境です。石鹸カスや歯磨き粉を栄養源とする黒カビや、酵母が原因の赤カビなどが発生する条件が揃っています。

そしてトイレには、水垢や黒カビに加え、尿による尿石汚れが付着します。

このように、場所によって汚れの原因と種類が異なるので、その場所に応じた掃除が必要です。

水回りの掃除方法と必要な掃除道具

ここでは、代表的な水回り4か所の掃除方法と、必要な掃除道具について紹介します。水回りをキレイに保つために、以下の方法でこまめに掃除しましょう。

水回りの種類1:キッチンの掃除方法

キッチンを掃除する際におさえておきたい箇所は、シンクの内部、排水溝、蛇口まわりの3点です。

シンク内部と排水溝は、油分や食品カスで汚れるため、弱アルカリ性で洗浄力の高い洗剤を使うか、重層で掃除するのがポイントです。重層をシンクに振りかけた後ラップなどでパックをし、10分ほど放置してから洗い流しましょう。さらに、重層の上から熱した酢をかけると、化学反応によってシンクの汚れと排水溝のヌメリが一度に取れるので、おすすめです。

また、排水溝の内部にカビがある場合は、カビ取り剤をまんべんなくスプレーして10分ほど放置した後、ブラシなどで擦ってから洗い流しましょう。カビ取り剤は臭いがきついものが多いので、換気をしっかりすることが重要です。

また、シンクのふちと蛇口まわりは、白い水垢が付着しやすい場所です。水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を溶かした水を吹きかけ、水垢を柔らかくしてから擦るとキレイに落ちます。

水回りの種類2:お風呂の掃除方法

お風呂の掃除は、赤カビ、黒カビ、水垢、垢汚れ・皮脂汚れを落としましょう。赤カビ、垢汚れ、皮脂汚れは床に、黒カビは浴槽と壁の間、タイルの目地に発生しやすいです。そして水垢は、おもに蛇口まわりと鏡、浴槽のふちなどに発生します。

赤カビ、垢汚れ、皮脂汚れは、お風呂用洗剤で洗うとキレイに落ちます。皮脂汚れの黒ずみがひどい場合には、アルカリ性の重層で掃除すると効果的です。

黒カビは、素材の奥に入り込む性質があるので、塩素系のカビ取り剤でカビの根から取り除く必要があります。黒カビ部分の水分を拭き取ってからスプレーをかけ、ラップでパックしてカビに密着させましょう。5~10分を目途に放置した後、シャワーで洗い流すとほとんどの黒カビはキレイに落ちます。

そして、鏡や浴槽のふちにできる水垢は、キッチンと同様にクエン酸水のスプレーをかけてから擦りましょう。

水回りの種類3:洗面所の掃除方法

洗面所掃除の際におさえておきたいのは、シンク、排水溝、鏡、キャビネットの4点です。

洗面所のシンクや鏡に付着した歯磨き粉や化粧品の汚れは、台所用洗剤で擦ると簡単に落ちます。鏡をピカピカにしたい場合は、ガラス拭き用の洗剤を使って拭くと効果的です。

キャビネットは、棚にホコリが溜まりやすいので、中のものを出して拭き掃除しましょう。拭き掃除できない細かい部分は、割り箸の先に布を巻いたものを使って吹くのがおすすめです。

洗面所の排水溝には、髪の毛が絡まっていることが多いです。髪の毛はカビが繁殖する原因になるので、塩素系の排水溝用洗剤をかけて洗い流しましょう。排水溝の詰まり、臭いを防止するのに効果的です。

水回りの種類4:トイレの掃除方法

トイレでは、便器、便座、タンクまわり、床、壁などを掃除しましょう。

便器の外側や便座、タンクまわり、床、壁は、トイレ用掃除シートで拭き掃除します。日によって掃除する箇所を変えれば、掃除時間を短縮できます。また、見落としがちな便器のふちの裏、ウォシュレットのノズル、便器と床との境目、壁と床の境目なども、掃除シートでしっかり拭き掃除しましょう。

便器の内側は、トイレ用洗剤とブラシでしっかり擦り洗いすることが基本です。サンポールなどのトイレ用の酸性洗剤は、ブラシでは落としきれない尿石を落とすのに効果的です。尿石にトイレットペーパーを当て、洗剤をかけてしばらく放置してからブラシで擦りましょう。

水回りの掃除で気を付けたい注意点

水回りのカビ取りに用いる、アルカリ性の「塩素系漂白剤」と、酸性の「クエン酸」や「トイレ用洗剤」などは、決して併用してはいけません。

塩素系漂白剤の主成分の次亜塩素酸ナトリウムと、酸性洗剤を混ぜた場合、化学反応によって「有毒な塩素ガス」を発生するからです。独特の刺激臭がある塩素ガスを吸い込むと、呼吸器、目、口腔内の組織を破壊する恐れがあり、最悪の場合は死に至る可能性もあります。

洗剤に明記されている注意喚起を確認し、洗剤は併用しないよう十分注意をしましょう。

まとめ

水回りとは、水を使う場所のことで、水垢や雑菌、カビが繁殖しやすい条件下にあります。それぞれの場所に適した掃除方法で、こまめに掃除するよう心がけましょう。 特に汚れやすいキッチンは、重層を使った掃除が効果的です。また、お風呂に発生しやすい黒カビは、カビ取り剤をかける前に水分を取ること、パックをしてカビの根を取り除くことがポイントです。

そして最も重要なことは、カビ取り剤などに代表される「塩素系漂白剤」は、クエン酸などの酸性洗剤と混ぜてはいけない、ということです。これらを混ぜると、人体に悪影響を及ぼす塩素ガスが発生してしまいます。洗剤を使う前には、商品記載の注意書きを必ず確認しましょう。

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