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年末大掃除がグッと楽に!11月中に窓ガラス&網戸等の外廻り掃除をお勧めします

11月に入ると、朝晩の冷え込みが少しずつ増してきますね。
街を歩くと紅葉が進み、日が暮れるのも早くなってきて……「あぁ、もうすぐ年末だなぁ」と感じる頃です。

そんな11月は、実は外まわり掃除のベストシーズンでもあります。
寒さが本格化する前のこの時期に、窓ガラスや網戸、サッシ、玄関まわりなどをキレイにしておくと、年末の大掃除が驚くほどラクになるからです。

今回は、ハウスクリーニング歴20年の私が、
「なぜ11月が外掃除に最適なのか」
「どの場所を掃除すると効率的なのか」
「プロが教える家庭で使えるお掃除道具」
を、分かりやすくお伝えします。

年末大掃除でバタバタしないために、本記事を参考にしていただければ幸いです。

なぜ11月が“外まわり掃除”にベストシーズンなの?

具体的な掃除の本題に入る前に、なぜ11月が外まわり掃除のベストシーズンと言えるのか、チェックしていきましょう!

🌤 気温がちょうどよく、水を使う掃除も快適な範囲

11月の平均気温は10〜15℃前後。
長袖1枚でも過ごせる日が多く、水を使っても冷たさがそこまで気になりません。

バケツの水もすぐに冷えないので、手荒れや凍えの心配が少ないのもポイントです。

特に窓や網戸、玄関タイルなどの“水洗い系”の掃除は、11月までにやっておくのが良いのです。

適度に乾燥してくるこの季節。乾きも比較的早いので、朝に掃除を始めてもお昼にはサラッと乾いてくれるでしょう。

🧊 年末は寒さと忙しさのダブルパンチ

12月に入ると、気温がぐっと下がります。
「寒くて外に出たくない……」「水が冷たくてつらい……」という声も多く、結果的に外掃除が後回しに。

しかも、年末は仕事納めやクリスマス、大掃除や買い出しなどでバタバタです。
ゆっくり掃除する余裕もなくなってしまいます。

年末の忙しく寒さの厳しい時のお掃除は、暖房の効いた暖かい“室内中心”に集中した方が合理的だと思いませんか。

🧽 プロも実践!先取り掃除で年末が半分ラクになる

ハウスクリーニング業界でも、11月は“外まわり強化月間”と考える人は多いです。
というのも、外の汚れは「雨」「花粉」「砂ぼこり」などの蓄積でできており、年末に一気に落とそうとすると、時間も手間もかかります(意外にも秋は第2の花粉の時期でもあるんですよ)。

加えて12月には毎年恒例の大イベント: 年末大掃除が控えています。

11月のうちに外回りの汚れをしっかりと落としておけば、年末大掃除はサッと拭くだけでOK!プロの観点からも、効率を考えてご家庭での“2段階掃除”を推奨しています。

✨部屋が明るくなり、冬の光を取り込みやすくなる

キレイな窓ガラスは、日光をたっぷり取り込みます。
お部屋が明るくなるだけでなく、太陽の熱も入りやすくなり、暖房効率もアップ。
光熱費の節約にもつながります。

冬の柔らかい日差しが差し込むリビング……
その心地よさを感じられるのも、窓掃除を頑張るご褒美と言えますね。

というわけで今のうちに着手しておくのがベターです。寒い日も増えてきましたが、気温の高い日に絞ってお掃除すれば、比較的快適にできますよ。

今のうちにやっておきたい!外まわり掃除のチェックリスト

では、11月にやっておくべき外まわりの掃除場所を見ていきましょう。

【1】窓ガラス:砂ぼこり、花粉を落とす

窓ガラスは、外気の影響を最も受けやすい場所。
雨や砂ぼこり、花粉でうっすら汚れてしまいます。

掃除のタイミングは「曇りの日」がベスト!
カンカンに晴れた日はガラスがすぐ乾いて拭き筋が残りやすいため、曇りの日か、朝の涼しい時間帯がおすすめです。

基本手順:

  1. 軽く乾拭きしてホコリを落とす
  2. 中性洗剤を薄めたぬるま湯をスプレー
  3. 柔らかいスポンジで円を描くように洗う
  4. 水を絞ったマイクロファイバーで拭き取り
  5. 仕上げに乾いた布で“から拭き”して完了

拭き筋を残さないコツは、縦拭き→横拭きの順。
光の反射で筋が見えにくくなります。

より詳しくは、以下の解説ページもご参照ください。

窓はカビが気になる事も多いですよね。

カビ掃除・カビ対策については、以下のページでより詳しく解説しています。

【2】網戸:ホコリ・花粉・虫汚れをスッキリ落とす

網戸の汚れは、風に乗って室内にも入り込みます。
汚れたままだと、せっかく窓を開けても空気がキレイになりません。

外せるタイプの網戸なら、シャワーで丸洗いが一番。
外せない場合は、掃除機+雑巾で十分キレイにできます。

簡単2ステップ法:

  1. 掃除機で表と裏からホコリを吸い取る
  2. 中性洗剤をつけたスポンジで軽くたたき洗い

仕上げに柔らかい布で水分を拭き取れば完了。
この時期なら乾きも早く、風通しも良くなりますよ。

【3】サッシ・レール:泥汚れやカビの温床に注意!

窓のレール部分、気づけばドロドロになっていませんか?
土やホコリ、虫の死骸が溜まりやすく、放置するとカビの原因にも。

おすすめは「歯ブラシ+割り箸+ペーパータオル」の3点セット。

掃除の手順:

  1. 掃除機で大きなゴミを吸い取る
  2. 歯ブラシで汚れを浮かせる
  3. 割り箸にペーパーを巻き、水で拭き取る

細かい部分は綿棒を使うとピカピカになります。
サッシがキレイになるだけで、窓の開閉が驚くほどスムーズになりますよ。

サッシについては、以下のページでも詳しく解説していますので、よろしければご参考ください。

【4】玄関・外壁:家の“顔”をキレイに保とう

玄関や外壁は、家全体の印象を左右する場所です。
ホコリ・泥・雨シミを放っておくと、くすんで見える原因に。

玄関タイルは中性洗剤を薄めてデッキブラシでゴシゴシ!
仕上げに水で流せば、タイルの色がワントーン明るくなります。

外壁は、ホースで軽く水をかけるだけでもホコリが落ちます。
ただし、高圧洗浄機を使う際は水圧に注意。
塗装を傷めるおそれがあるので、試しながら使いましょう。場所ごとに適したノズルの選択も重要です。

高圧洗浄機は外回りでは大活躍します。詳細は以下の記事で解説していますのでご参考ください。

【5】ベランダ・バルコニー:落ち葉・排水溝の詰まりをチェック

秋は落ち葉の季節。
ベランダやバルコニーに溜まったままだと、排水口が詰まり、雨の日に水があふれる原因になります。

また、視覚的にも良いものではありませんよね。

まずはほうきで落ち葉を集め、排水溝のゴミを取り除きましょう。
そのあと、中性洗剤で手すりや床を軽く拭くだけで清潔感がアップします。
晴れた日はあっという間に乾くので、この時期の掃除が本当におすすめです。

その他見落としがちな“外まわり掃除ポイント”

外まわり掃除というと、窓や玄関だけをイメージしがちですが、実は忘れやすい箇所がたくさんあります。
最後に、プロが「お客様の家でよく気づく見落としポイント」を紹介します。

★ 雨どい・排水口の詰まり

秋に落ち葉が詰まって、雨の日に水があふれる……というトラブルが非常に多いです。
脚立に上る際は無理をせず、届く範囲だけでもチェックしましょう。2F建て以上の場合は、プロに相談するのがベストです。

★ 網戸の枠とフレーム

布部分だけ掃除して、アルミの枠を忘れがちです。
ここもホコリがついて黒ずみやすいので、ぬるま湯+中性洗剤で軽く拭くだけでOK。

★ ベランダの手すり

実はここもホコリ・花粉がたまりやすい場所。
サッと拭くだけで清潔感がグッと増します。

★ 外灯や表札

照明カバーには虫が入り込み、くすみがちな部分です。
柔らかい布で拭くだけでも明るさが変わります。

ちょっとしたひと手間で、家の印象がぐっと良くなりますよ。

★ ポスト

外まわりの中でも忘れられやすいのが、ポスト(郵便受け)です。
毎日手を触れる場所なのに、ホコリ・砂・雨シミ・クモの巣などがつきやすく、放っておくと意外と汚れが目立つもの。

新聞紙やチラシの切れ端、クモの巣などを軽く払い、柔らかい布やスポンジを使って、全体を優しく拭くと良いですよ。

特に外から見える場所は、できるだけ綺麗にしておきたいところですね。ちょっときれいにするだけで、家の印象が大分変わってきます。綺麗=防犯に役立つという説もありますよ。

掃除を効率よく!プロが教える道具と洗剤の選び方

せっかく外まわりを掃除するなら、なるべくラクに、そして長くキレイを保ちたいものですよね。
そこでここでは、プロが現場で使っている便利アイテムや、家庭でもできる工夫をご紹介します。

掃除初心者でも使いやすい道具ベスト5

  1. マイクロファイバークロス
     吸水性が高く、拭き取り跡が残りにくい万能クロス。
     窓・鏡・サッシなど、どこでも活躍します。
  2. 伸縮式モップ
     高所の窓や外壁にも届く便利アイテム。
     柄の長さを調整できるものを選ぶと、腰をかがめず快適です。
  3. ゴム手袋&滑り止め付きシューズ
     安全第一!水仕事による手荒れや滑り防止に必須です。
  4. 古い歯ブラシ・割り箸
     細かいレールやサッシの隙間掃除には欠かせません。
     「これ、もう捨てようかな」という歯ブラシが大活躍します。
  5. スプレーボトル(中性洗剤の希釈用)
     食器用洗剤を薄めた液を入れておくと、窓・網戸・玄関などあらゆる場所に使えます。

家にあるもので代用できるアイテムも!

特別な道具を揃えなくても、身近なもので代用可能です。

  • 新聞紙: ガラス拭きの仕上げに使うと、インクの油分でツヤが出ます
  • 使い古しのタオル: 網戸や玄関タイルの拭き掃除に最適
  • 割り箸+ペーパー: サッシや溝の汚れ取りに便利
  • 重曹・クエン酸: 天然素材の洗剤として人気。環境にも優しく安全です

プロも現場で「専用洗剤に頼らず、家庭用品で落とせる汚れは落とす」ようにしています。
無理に強い洗剤を使わないことが、家を長持ちさせるコツなんです。

窓や網戸におすすめの洗剤と使い方

中性洗剤+ぬるま湯の組み合わせが最も安全で効果的。
強アルカリや酸性の洗剤は、素材を傷めたり、変色の原因になったりします。

洗剤を使う際は「少なめ」が基本です。
泡が残ると拭き筋の原因になるため、使用後は必ず水拭き→乾拭きで仕上げましょう。

「中性洗剤+マイクロファイバー+拭き筋ゼロテクニック」でピカピカに仕上げます。

仕上げの“拭き筋ゼロ”テクニック

意外と難しいのが「拭き筋を残さないこと」。
コツは以下の3つです。

  1. 窓の上から下へ拭く(重力方向)
  2. 最後に横方向へ軽く仕上げ拭き
  3. クロスをこまめに絞る・交換する

この順番を守るだけで、ガラスが見違えるほど透明になります。
仕上げに少しだけ乾いた布で“サッ”と拭くと、ツヤが出て気持ちいいですよ。

外掃除を安全&快適に行うための注意点

注意イメージ

外まわり掃除は、屋外での作業なので安全面にも注意が必要です。
特に高所作業や水を使う掃除では、転倒・滑落・手荒れなどに気をつけましょう。

高所の窓掃除は無理せずプロに任せる

2階や吹き抜けの窓掃除は非常に危険です。
脚立やベランダの手すりに乗って掃除をするのは絶対にNG。
滑って転倒すると大事故につながるおそれもあります。

どうしても自分で行う場合は、伸縮モップやガラス用ワイパーでできる範囲で行いましょう。
届かない部分や外側は、無理をせずプロに依頼するのがおすすめです。

高所作業は、要お見積りとなるハウスクリーニング業者が多いと思われます。必ずお見積りの際に高所であることをご相談されることをお勧めします。

天気と時間帯の選び方

風が強い日や直射日光が当たる時間帯は避けましょう。
風があるとホコリが舞い戻りしてしまいます。

晴天の昼は、ガラスがすぐ乾いて拭き跡が残りやすいです。11月とは言え、紫外線はお肌にも悪いですしね。

おすすめの時間帯:午前9時〜11時ごろ
気温が安定していて乾きも良く、作業が最もスムーズに進みます。

また、11月は夕方になると一気に冷え込みます。遅い時間に水を使うと風邪をひきやすくなるため、午前中に済ませるのが理想です。

服装と体調にも気をつけて

動きやすい服装・防寒対策も忘れずに。
薄手のジャンパーやエプロンを着て、腰回りにタオルを引っかけておくと便利です。

水を使う作業は、意外と体力を使います。
長時間続けず、30分〜1時間ごとに休憩を挟むようにしましょう。

「もう少しで終わるし……」と無理をすると、腰痛や筋肉痛の原因になります。
少しずつ、無理のないペースで進めてくださいね。

11月は地味に寒い日も増えてくる時期です。暖かい服装で、無理をせずお掃除してみてください。

それでも時間がない方へ…外掃除はプロに任せるのもアリ!

「仕事も家事も忙しくて、掃除する時間が取れない…」
「高いところが怖くて、自分では無理…」
そんな方には、ハウスクリーニングのプロにお任せするという選択肢もあります。

プロなら短時間でスッキリ!窓・網戸・サッシのセットが人気

プロの掃除は、汚れの種類を見極めて道具と洗剤を使い分けるため、仕上がりが格別です。
1枚の窓ガラスでも、「花粉汚れ」「水垢」「砂ぼこり」「カビ汚れ」で洗い方が違うんです。

「窓+網戸+サッシ」をまとめて掃除すれば、見栄えが大きく改善すること間違いなし!
半日ほどで家全体が明るくなりますよ。

汚れに合わせた洗剤と技術で、素材を傷めない

プロは素材やコーティングの状態を見ながら、最適な洗浄方法を選びます。
強い薬剤を使わなくても、専用の道具と手順で驚くほどキレイになります。

特にアルミサッシやペアガラスなどは、一般洗剤を使うと変色の恐れもあるため、
心配な方はプロに相談してみるのが安心です。

忙しい年末前に依頼すれば、予約も取りやすい

12月に入ると、どの業者も年末大掃除シーズンで予約が殺到します。
11月中に依頼しておけば、希望日に対応してもらえる可能性が高く、
料金も繁忙期よりお得なことが多いです。

“年末の自分へのご褒美”として、プロクリーニングを活用するお客様も増えています。

東京・神奈川にお住いの方は、弊社ハウスクリーニングのアールおそうじセンターのサービスも是非ご検討ください。2000年1月の創業以来、毎年1,000件以上のお客様のお部屋をお掃除させていただいております。

年末大掃除の需要で、早めに予約が埋まってしまうので、できるだけ早めのお問い合せをお勧めします。弊社も年末のご予約はすでに多くご連絡いただいております。

プロに頼むときのポイントと費用目安

ハウスクリーニング業者にもよる違いも大きいですが、一般的な相場の費用目安をご紹介します。

  • 窓ガラス・網戸クリーニング 2〜4枚セット 6,000〜10,000円前後
  • サッシ・ベランダ 約5㎡ 5,000〜8,000円前後
  • 外壁・玄関まわり 軽度の洗浄 8,000〜15,000円前後

地域や作業範囲によって変動します。
11月中に予約すると、年末料金よりお得だったり、日にちに融通が利くケースが多いので早めの予約がおすすめですよ。

まとめ|11月の“先取り掃除”で、年末をゆったり迎えよう

寒さが増す前の今こそ、外まわり掃除にぴったりの時期です。
11月中に窓ガラス・網戸・玄関などをキレイにしておくことで、
12月は室内に集中でき、気持ちにも余裕が生まれます。プレ年末大掃除と言っても過言ではありません。

キレイな窓から差し込む冬の日差しは、まるで家全体を明るく照らしてくれるよう。
外まわりを整えることで、家の“空気”までスッキリ変わります。

年末バタバタしてしまう方こそ、今年は「11月の先取り掃除」を試してみてください。
きっと、年末の忙しさが半分になり、気持ちよく新年を迎えられますよ。

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