【冷房使用前に】エアコンクリーニングは春(3月〜5月)がお勧めな理由とは!?プロがメリットを解説

夏が近づくと、エアコンを使う機会が一気に増えます。ところが、いざ冷房をつけたときに「カビ臭い」「効きが悪い」「嫌な風が出てくる」といったトラブルに悩まされた経験はありませんか?
実は、エアコン内部には、春の間にもホコリやカビがじわじわとたまり続けています。エアコンを本格稼働させる前に、内部を徹底的にクリーニングしておくことが、快適な夏を迎えるための重要なポイントです。
特に冷房を使う前のおすすめの時期としては、本格的に使い始める前の「春(3月〜5月)」。このタイミングでクリーニングしておけば、カビや汚れを一掃できるだけでなく、エアコンの冷房効率アップや電気代節約にもつながります。
さらに、夏本番になるとクリーニング業者の予約が取りにくくなるため、早めに動くことでスムーズに作業ができるというメリットも。
この記事では、プロの視点から、春(3月〜5月)にエアコンクリーニングをすると良い理由や、押さえておきたいメリットを分かりやすく解説します。暑さが本格化する前に、エアコンの準備を万全にしておきましょう!
エアコンクリーニングを春(3月〜5月)に行うメリット・理由
エアコンクリーニングに最適な時期は二つあります。暖房に備えるのであれば秋。そして冷房に備えるのであれば、本格的に使う前の春です。
春(3月〜5月)にクリーニングをしておくことで、快適な夏を迎える準備が整うだけでなく、さまざまなメリットも得られます。
ここでは、春(3月〜5月)にエアコンクリーニングを行うメリットや理由について詳しくご紹介します。
3月〜5月は本格的に暑くなる前
本格的な夏を迎えると、エアコンは一日中稼働することが当たり前になります。その時に内部に汚れやカビが蓄積していると、冷房の効きが悪くなったり、嫌なにおいが発生したりといったトラブルが起こりやすくなります。
また、汚れたままのエアコンを無理に動かすことで、負荷がかかり、電気代がかさむだけでなく、故障のリスクも高まってしまいます。
春(3月〜5月)のまだ涼しい時期にクリーニングを行っておけば、エアコン内部をリフレッシュした状態で夏を迎えることができます。冷房効率を最大限に引き出し、快適な室温をすぐに作り出せるため、暑さが本格化する前に万全の準備を整えることができるのです。
3月・4月の暑い日も増えてきた
「3-5月は本格的に暑くなる前」……とは書きましたが、近年においてはその常識も変わってきています。春先にもかかわらず、異常な暑さを記録する日も増えているのが現状です。
例えば最近では、令和7年(2025年)3月26日には、西日本から東日本にかけて高気圧に覆われ、全国各地で記録的な高温となりました。
この日、宮崎県・高鍋では最高気温が30.3度に達し、なんと真夏日を観測。全国914地点のうち、4地点で30度以上の真夏日となり、これは3月としては非常に異例の出来事です。
これまでの記録では、平成11年(1999年)に奄美大島・名瀬で真夏日が観測された例しかなく、2025年の記録は過去と比較しても異常な状況だといえます。
こうした異常気象や地球温暖化の影響により、春とはいえ油断できない暑さが訪れるようになってきました。3月・4月でもエアコンを冷房モードで使うケースが今後ますます増えることが予想されます。
そのため、これまで以上に、夏本番を迎える前の早い段階でエアコンのクリーニングや点検を済ませておくことが重要になっています。季節感にとらわれず、早め早めのメンテナンスを意識することが、快適な暮らしを守るカギとなるでしょう。
夏前は予約が取りやすい
エアコンクリーニング業者は、5月中旬から6月位になると依頼が急増し、予約が取りづらくなるのが一般的です。
特に梅雨入り前後からは、希望の日程に作業してもらえない、申し込みから数週間待たされる、といったケースも珍しくありません。
一方、春(3月〜5月)の比較的落ち着いた時期なら、希望に合わせてスムーズに予約が取りやすく、急な予定変更にも柔軟に対応してもらえる可能性が高まります。
また、閑散期のため、業者によっては春限定の割引キャンペーンを実施していることもあり(後述します)、料金面でもお得になることがあります。
暑さが本格化してから慌てて依頼するのではなく、時間にも気持ちにも余裕を持ってクリーニングを依頼できるのが春の大きなメリットです。
作業中も快適に過ごせる
エアコンクリーニング中は、一時的にエアコンが使えなくなるため、室内が暑くなりがちです。夏場に作業を行うと、蒸し暑さに耐えながらクリーニングを待たなければならず、家族はもちろんのこと、作業するスタッフにも負担がかかります。
春の涼しい時期に依頼しておけば、作業中も快適な室温を保てるため、みんながストレスを感じることなくスムーズにクリーニングを進めてもらえます。
依頼する側も作業する側も、どちらにとってもベストなタイミングと言えるでしょう。
最近の夏はとても暑いので、クリーニングのためにエアコンを何時間も止めるのは、子供や高齢の親もいるし心配ですね。

冷房効率アップ&節電効果
エアコン内部にホコリやカビが蓄積すると、空気の流れが悪くなり、冷房効率が大きく低下します。設定温度を下げてもなかなか冷えず、無駄に電力を消費してしまうことも。
春にクリーニングを済ませておけば、夏本番に向けてエアコン本来の性能を引き出すことができ、冷房効率が大幅に向上します。結果的に、無駄な電力消費を抑えられるため、電気代の節約にも直結します。
近年は物価が過去に例を見ないほど上昇していますので、節約・節電はできるところではしておきたいものです。
梅雨前にカビ対策ができる
湿度が高くなる梅雨の時期は、エアコン内部でカビが一気に繁殖しやすくなります。汚れたままのエアコンを使い始めると、カビの胞子を部屋中に撒き散らしてしまい、健康リスクも高まる原因に。
春先にクリーニングを行うことで、カビが繁殖しやすい梅雨シーズンを清潔な状態で迎えることができるため、室内環境をクリーンに保つことができます。
特に抵抗力の弱い小さなお子様・赤ちゃん・高齢の方・病気の方・ペットがお住いの場合、できるだけ気をつけておきたいところです。
春限定の割引が狙える
エアコンクリーニング業界では、5月中旬以降に依頼が大変多く集中します。そのため、その前である春に限定のキャンペーンや割引(早割り)を実施する業者が少なくありません。
忙しい時期は予約がいっぱいになってしまうので、ハウスクリーニング業者はその前に分散して依頼してもらいたい。そのため、積極的にキャンペーン等を実施し、エアコンクリーニングを促進しているのです。
3月〜5月の比較的閑散期に申し込めば、通常よりもお得な料金でクリーニングできるチャンスが広がることでしょう。
費用を抑えながらエアコンをリフレッシュできるのは、春クリーニングならではの大きな魅力。おなじエアコンクリーニングなら安い方がお得です。
賢く早めに動いて、コスト面でも大いに得をしちゃいましょう。
弊社アールおそうじセンターでも、定期的にキャンペーンを行っております。詳しくはトップページのバナーよりご確認下さい。
故障リスクを事前に防げる
エアコン内部に汚れやカビがたまったままだと、冷却効率が悪化したり、内部部品に余計な負荷がかかったりして、故障の原因になります。夏場に急なトラブルでエアコンが使えなくなれば、修理までの間に耐え難い暑さに悩まされることに……。
春にクリーニングを済ませておけば、内部を清潔な状態にリセットできるだけでなく、潜在的な不具合にも気付くきっかけになります。結果的に、故障リスクを大幅に減らし、安心して夏を迎えることができます。
また、エアコンクリーニングに起因しての故障も100%無いとは限りません。故障しても、3月〜5月であれば、次項で解説するように、比較的安く・早く設置できる可能性も高くなります。

故障に関しては、万が一に備えて損害保険・PL保険が付いている会社を選ぶと安心です。もちろんこのブログを運営しているアールおそうじセンターも対応していますよ!
買い換えの場合、比較的安い
春はエアコンの販売・設置シーズンとしてはまだ本格化していないため、家電量販店やネットショップでも在庫が豊富に揃っています。価格も夏場と比べて比較的落ち着いており、型落ちモデル(それほど性能が変わらない旧製品)やキャンペーン対象品を狙えば、さらにお得に購入できるチャンスが広がります。
特に、10年以上使用しているエアコンや、すでに冷暖房効率が著しく落ちている機種の場合は、無理にクリーニングするより新しい機種へ買い換えた方が、長期的に見てコストパフォーマンスが良くなるケースも多く見られます。
春のうちにエアコンの状態をチェックしておけば、クリーニングで十分使えるか、買い換えるべきかを冷静に判断できるため、価格が安いタイミングでの買い替えチャンスを逃さずにすみます。
結果的に、賢い買い物と快適な夏の両方を手に入れることができるでしょう。
そういえば、大手テレビショッピングのCMで、3月くらいからエアコンの販売をしていました。そういうことだったのですね。

買い換えの場合、設置が早い
春は設置工事も混雑していないため、希望する日時にスムーズに設置工事予約が取りやすい時期です。
購入から設置完了までの流れも非常に早く、設置スタッフのスケジュールにも余裕があるため、作業も丁寧に行われる傾向があります。
そのため、トラブルが起きにくく、安心して新しいエアコンを使い始めることができます。
これが夏場に差しかかると、人気モデルは在庫切れになり、設置工事の順番待ちも発生。購入から取り付けまでに数週間以上かかることも珍しくありません。
さらに、価格自体も夏の需要期に合わせて値上がりするため、コスト面でもスケジュール面でも不利になりがちです。
春のうちに買い替えを決めて設置まで済ませておけば、快適な夏を待たずに迎えることができ、余計なストレスや出費を防ぐことができます。
こんな場合は是非ともチェック!

エアコンの内部は目に見えない場所で汚れやカビが進行していることも少なくありません。そのため、「まだエアコンクリーニングは大丈夫じゃないかな」と思っていても、実際は今すぐ実施した方が良いこともあります。
そこで簡単なエアコンクリーニング実施のチェックリストを用意しました。次のようなサインが出ている場合は、早めのクリーニングを強くおすすめします。
吹きだし口にカビが生えている

エアコンの吹きだし口に黒い点々が見えたら、それはほぼ確実にカビです。このまま使用を続けると、風に乗ってカビの胞子が部屋中に拡散され、知らず知らずのうちに空気を汚してしまうことになります。
カビの胞子は吸い込むと、アレルギー反応やぜんそく、咳、鼻炎などの健康リスクを引き起こす可能性があります。
特に、子どもや高齢者、体調が不安定な方がいる家庭では注意が必要です。
少しでもカビらしき汚れが確認できたら、放置せず、早めにプロのエアコンクリーニングを検討することをおすすめします。
前回のエアコンクリーニングから1年が経っている
エアコンは使用頻度にかかわらず、使うたびに室内のホコリや湿気を吸い込み、内部に汚れがたまっていきます。
フィルター掃除だけでは落としきれない汚れが徐々に蓄積し、カビや雑菌の温床になることも。
一般的には、エアコンクリーニングは1年に1回が理想とされています。
前回のクリーニングから1年以上経過している場合、見た目にはキレイでも内部には目に見えない汚れが溜まっている可能性が高くなります。
健康面やエアコンの性能維持のためにも、定期的なプロによるクリーニングを検討しましょう。
なんだか臭う
エアコンをつけたときに、「カビ臭い」「生乾きのような嫌な臭い」がする場合は、内部にカビや雑菌が繁殖しているサインです。
このにおいは、フィルターだけでなく、熱交換器や送風ファンに付着した汚れが原因となっていることがほとんど。
放置するとにおいはどんどん悪化し、部屋全体の空気環境も悪くなってしまいます。
家庭用のスプレー清掃だけではにおいの元を完全に取り除くことは難しいため、プロによる高圧洗浄で根本からリセットすることが必要です。
アレルギー体質、乳幼児、体の弱い方がいる
カビやハウスダスト、ダニの死骸などは、アレルギーやぜんそく、気管支炎などの症状を悪化させる原因になります。
特に小さなお子さま、高齢者、体力や免疫力が落ちている方がいる家庭では、室内の空気の清潔さがとても重要です。
エアコンクリーニングによって、空気中に舞う有害物質を減らし、家族全員が安心して過ごせる空間を作ることができます。大切な家族の健康を守るためにも、早めの対策を検討しましょう。
冷房の利きが悪い
エアコンの効きが悪いと感じたときは、内部の汚れやフィルターの目詰まりが原因かもしれません。
空気の流れが悪くなると、設定温度をいくら下げてもなかなか部屋が冷えず、エアコンに無理な負荷がかかってしまいます。
その結果、無駄な電力消費によって電気代が上がるだけでなく、エアコン本体の寿命も縮めてしまうリスクがあります。
定期的なクリーニングで内部をきれいに保つことで、冷房効率を回復させ、快適で経済的な運転が可能になります。
タバコを吸う家族がいる
家庭内にタバコを吸う人がいる場合、エアコン内部にはどうしてもヤニ汚れが付着しやすくなります。
タバコの煙に含まれる成分は、フィルターや熱交換器にべったりとこびりつき、臭いだけでなく空気の流れも悪くしてしまいます。
ヤニによる汚れは通常のホコリやカビ汚れよりも落ちにくく、放置すると機械の劣化を早める原因にもなります。
タバコを吸う習慣がある家庭では、通常よりも短いスパンでのクリーニングを心がけると安心です。
いざ、行動に移しましょう!

本ページをご覧になっていて、エアコンクリーニングを前向きに検討したいと思われた方もいらっしゃるかもしれません。思い立ったが吉日です。早速行動に移しましょう。
エアコンクリーニングの依頼をしたことが無い方でも、簡単に実施までできるように、行動をステップ by ステップでご紹介します。
詳細は当サイトの過去記事にリンクしていますので、詳しい項目はそれぞれの記事をご覧いただければ幸いです。
そもそも買い換える!?それともエアコンクリーニング?
そもそもエアコンを買い換えた方が良いというケースもよくあります。買い換え・エアコンクリーニングのどちらが相応しいか最初に検討すると良いでしょう。
具体的な細かい検討方法については、以下の過去ブログ記事をご参照ください。
エアコンの試運転
エアコンが壊れていたり、不調だったりする場合、エアコンクリーニングができないこともあります。いざハウスクリーニング業者さんが家に来てもらったのに、「あれ、動かない」ということになったら大変です。
そのため、まずは試運転を行っておくと良いでしょう。ついでに臭いや吹き出し口のカビ・汚れチェックも行っておけば一石二鳥ですね。
ハウスクリーニング業者を探す
エアコンクリーニングをしてくれるのは、「ハウスクリーニング」を行っている業者です。
地域の名前+ハウスクリーニングのキーワードで検索してみると良いでしょう。例えば、「世田谷区 ハウスクリーニング」「東京 ハウスクリーニング」などです。
ただし、検索の上位にでてくる業者が良い業者とは限りません。良いハウスクリーニング業者の選び方、探し方の記事は以下をご覧ください。
ハウスクリーニング業者を探す際、口コミを見て、良い業者を探すのも今日において良い方法の一つです。しかし口コミって溢れていてどう見て良いか分からない……という方も多いかもしれません。
口コミを参考に、良いハウスクリーニング業者を探したい方は、以下の過去ブログ記事もご参考ください。
まとめ|春のエアコンクリーニングで快適な夏を迎えよう
本ページでご紹介したとおり、エアコンクリーニングは夏が始まってから慌てて依頼するよりも、春(3月〜5月)のうちに済ませておくのが断然おすすめです。
本格的な暑さが訪れる前に内部を清潔にしておくことで、冷房効率の向上、電気代の節約、カビや臭いの予防など、さまざまなメリットを得ることができます。
また、春の時期ならクリーニング業者の予約も取りやすく、場合によってはお得なキャンペーンを利用できる可能性も。さらに、エアコンの状態を早めにチェックすることで、買い換えが必要な場合にも余裕を持って対応できるため、夏場にトラブルで困るリスクを大きく減らせます。
快適な夏を迎えるためには、早めの準備が何よりも大切です。エアコンのクリーニングや点検を春のうちに計画的に行い、家族みんなが安心して過ごせる涼しい夏を手に入れましょう!
もちろんハウスクリーニングのアールおそうじセンターでも、エアコンクリーニングを行っております。是非この機会にご検討いただければ幸いです。